ホーチミン1日目の話し(1)

思いもよらない歓迎で迎えられたベトナム ホーチミン初日の続きです。
日本からベトナム ホーチミンへやって来たのは直行便でしたので、ベトナム ホーチミンへ着いたのは昼2時半だったか昼3時だったと思います。そして空港から移動しサービスアパートメントへ着いたのは昼3時半。サービスアパートメント内の施設や近隣の施設、市内への行き方などを例の彼女が教えてくれました。
彼女の名前を言って私の素性が知れるのが怖いので、よくある名前ですがイニシャルがHなのでHちゃんと書くようにします。
Hちゃんによる色々な説明が終わったのは5時過ぎ。
Hちゃんは「私は事務所に戻り、7時から歓迎会をしますので6時半に迎えにきます。」「サービスアパートメントに着いたら電話しますね。」と部屋を出て行ってしまいました。
残された私は、トランクに収めた衣類から水着とバスタオルを取り出し、サービスアパートメント内にあるプールへと向かい、30分ほど泳ぎました。
部屋に戻りシャワーを浴び、ドライヤーで髪を乾かしていると部屋のチャイムが鳴りました。
Hちゃんは電話をくれると言っていたので「誰かな?」と恐る恐るドアスコープから外を覗くと工場長の姿が見えました。扉を開けながら「誰かと思い、ビクビクしちゃいましたよ。」と言うと、「ごめんね、ごめんね」「Hちゃんが電話をすると言っていたみたいだけど、誰も電話番号を知らなくて同じフロアに住む僕が迎えに来たんだよ。」「もう皆、1階に居るみたいだから、準備が出来たら降りて来て、じゃあ。」と言い残して行ってしまいました。
まだ6時半になっていなかったのですが、待たせるのは悪いと思い、ほとんどメイクをせずに1階へと向かいました。
「お待たせしました。」と1階に行くと、社長と工場長、Hちゃんの3人が居ました。「そんな急がなくても良かったのに…。」と社長と工場長に言われ、Hちゃんから「これからシェラトンホテルに行きます。」と私たちの先頭を歩き車へと案内をしてくれました。
車の中で「シェラトンとか高いんじゃないですか?」と尋ねると、「会社持ちだから大丈夫。パアッと使おう。」と陽気な声を出す社長、しかし工場長が「専務を迎えに行くだけですがね。」と一言添えます。「専務ですか?」という質問を読まれていたようで「昨日までが台湾で、明後日がタイ。1日空いたから寄るという連絡が今朝ありました。」と即答する工場長。
専務は、主に海外事業を担当していることもあって、日本でもあまり見かけた記憶がなく、会話をしたのは一昨年の忘年会以来だと思います。